こんにちは!
THE PERSONAL GYM(ザ パーソナルジム)錦糸町店トレーナーの荒張です!
皆さんは、甘い食べ物をよく食べますか?
ケーキであったりお菓子であったりと甘くて美味しい食べ物はたくさんあります。
甘いものはカロリーが高いから食べ過ぎは良くないと思いつつも食べてしまう方も多いですよね。
そこでカロリーゼロの〇〇や糖質オフの〇〇と宣伝された商品を手に取り食べている方もいませんか?
そういった商品は、カロリーが低いのに甘くて美味しいですよね!
それらには人工甘味料が含まれています。
今回は人工甘味料についてお話ししたいと思います。
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・甘味料とは何かが分かる
・人工甘味料の種類が分かる
・人工甘味料が体に及ぼす影響が分かる
それでは解説していきます!
甘味料には天然の甘味料と人工の甘味料の2種類があります。
ここでは、それぞれについて解説します。
天然の甘味料とは何か想像してみてください。
砂糖と答える方が多いですよね!
砂糖はサトウキビなどを煮詰めて糖分以外の余分な成分を取り除いたのが砂糖になります。
天然甘味料は砂糖以外にも様々あります。
下記に砂糖以外の天然甘味料の代表例を挙げます。
蜂蜜は蜜蜂が花から集めた蜜を巣に貯蔵して熟成されて出来た天然甘味料になります。
蜂蜜には甘さがある他にビタミン、酵素、ミネラルなどの様々な栄養素が豊富に含まれています。
ココナッツの木から生えている花の蕾から摂取できる蜜を集めて煮詰めて作る天然甘味料になります。
ココナッツシュガーはカロリーがそれなりにはありますが、凄く甘さがあるのになんとGI値が35と低GI食品になります。
(GI値についてはこちらの記事を参考にしてください。)
ココナッツシュガーは甘味の他にビタミンB群や食物繊維なども豊富に含まれています。
甘酒は米麹を発酵させて生成される天然甘味料です。
お菓子などに多く使用されてますね。
甘酒にはビタミンB群、炭水化物やタンパク質なども含まれていて美容にとってもおすすめな食品になります。
人工甘味料とはその名の通り人工的に作られた甘味料の事です。
先程紹介した蜂蜜や甘酒などは天然な物から抽出されて作られた甘味料に対して、人工甘味料は化学合成を利用してを甘さをだしたものになります。人工甘味料の種類によりますが、甘さがそれぞれ異なるのが特徴です。
甘さ控えめなものから凄く甘いものまで、沢山あります。
それぞれの商品や料理によって使用量、使い方が変わってきます。
前項では、人工甘味料とはどんなものかを説明しました。
人工甘味料には多くの種類がありますが、ここでは食品に多く使用されているものを紹介します。
アスパラギン酸とフェニルアラニンというアミノ酸を結合させて製造される人工甘味料になります。
アスパルテームの甘さは砂糖と比較するとなんと200倍程度の甘さであり1gあたり4kcalです。
日本では1983年に食品添加物として認可されいます。
アスパルテームはダイエット食品などに多く使用されていて有名な物だと『コーラ』『のど飴』『ダイエット食品』など日本人のほとんどの人が一度は口にした事はあると思います。
日本ではアスパルテームはL-フェニルアラニン化合物と表記もされている時もあります。
ジケテンとスルファミン酸を反応させ、更に無水硫酸を加える等を行い製造される人工甘味料になります。
アセスルファムKは砂糖の200倍程度の甘さを持っています。
アセスルファムKは分子量が凄く小さい為、体内で代謝されずにそのまま体外へ排出される事もわかっています。
そのため砂糖の200倍の甘さを持ちながらも0kcalなのです。
日本では2000年4月に食品添加物、2008年には医薬品添加物として認可されました。
アセスルファムKは甘味料の中でも甘いが特有の苦味があるのが特徴です。
そのため単体での使用は少なく、先程紹介したアスパルテームなどの甘さが強い甘味料と併用されて使用されます。
アセスルファムKの使用量を調整して味にキレやコクを表現しています。
また食べ物本来の不快な味を抑えるマスキング効果としても幅広く使用されています。
スクラロースは塩素などを化学的に反応させて作られた人工甘味料になります。
スクラロースは元々殺虫剤を作成する際に失敗して、たまたま発見された甘い人工甘味料になります。
スクラロースは砂糖の600倍程度甘さがあります。
またスクラロースは摂取しても代謝されずにそのまま体外に排出される為、0キロカロリーなのです。
600倍の甘さがあるのに0キロカロリーはとても凄いですね。
スクラロースは人工的な甘さはあるもののまろやかな甘さがあるのが特徴です。
他の甘味料と合わせる事で甘味の質や甘さの変化を加えています。
その為様々な商品に使用されています。
日本では1999年に食品添加物に認可されてます。
今はでは清涼飲料水のほとんどに使用されたり、アイスクリーム、デザートや少し甘めのドレッシング等様々な商品に使用されています。
現在はスーパーやコンビニなどでも多く並ぶ『カロリーゼロ』『カロリーオフ』などと記載された商品を手に取った方や見かけた方は多くいるのではないでしょうか?
こんなにも甘くて美味しいのにカロリーゼロであったりカロリーオフなの?と疑問に思った方は多くいるのではないでしょうか?
実は多少なりカロリーは入ってますが基準があります。
厚生労働省が定義してる基準があり、それを通過したら0キロカロリーやカロリーオフと表示していいと定められています。
カロリーゼロは食品100gあたり5kcal、一般に飲用に提する液状での食品100mlあたり5kcalであれば0kcalと表示してもOKなのです。
カロリーオフは食品100gあたり40kcal、一般に飲用に提する液状での食品100mlあたり20kcalであればカロリーオフと表記してもOKなのです。
つまりカロリーが非常に低いだけでカロリーが無いわけではあまりせん。
近年は人工甘味料を使った商品が数多く流通しています。
ここでは、人工甘味料を摂取することによるメリットやデメリットを紹介します。
・カロリーが低いと表記できる
カロリーゼロやカロリーオフの説明をしましたが、人工甘味料を使う事でその表記が可能になります。
砂糖などの天然甘味料を使用すれば甘さを出すために多量に使用するためカロリーがどうしても高くなってしまいます。
ですが、人工甘味料は砂糖の200倍以上の甘さがありつつ、カロリーが非常に少ないのがメリットです。
僅かな人工甘味料を使用するだけで甘さを表現でき、カロリーを抑える事が可能になります。
その為、ダイエットやカロリーを気にしている消費者に強く訴えかけることが出来ます。
・虫歯にならない
普段の食べ物や飲み物には糖分が含まれています。
口の中に入れると糖分が口の中にあるミュータンス菌と反応して酸を作り出して歯のミネラルが溶け出ししてしまいます。
その現象が続く事で虫歯になります。
人工甘味料には砂糖の200倍以上の甘さがありますが、糖分がない為酸を作り出す事がないです。
つまり歯を溶かす反応がない為虫歯になりにくいです。
しかし、殆どの商品が人工甘味料だけで味付けをしてる商品は少なく、ブドウ糖やショ糖などと混ぜて生産してる為、微量ながらも糖分がミュータンス菌と反応して酸を作り出してしまいます。
人工甘味料を使ってない商品と比べると虫歯になりずらくはなります。
虫歯にならないように日々しっかりと歯を清潔に保ちましょう。
・ダイエットの味方
ダイエットをしたいけど普段から甘いものがないとストレスが溜まってしまうから辞めるのは難しいという方は多いのではないでしょうか?
いきなり辞めるというのは相当の強い心がないと難しいです。
そこで人工甘味料を上手く活用しましょう。
人工甘味料はカロリーが非常に低いと説明しました。
つまり普段から甘いものをよく食べてる方は、まずカロリーゼロやカロリーオフの商品に切り替えてみてください。
それだけで摂取カロリーが変わっていきます。
人工甘味料に切り替えたら徐々に甘いものを食べる回数を減らしていきましょう!
普段は低カロリーで栄養満点な食事を心がけましょう!
そして、甘いものは目標体重に行った時など自分にご褒美の時に天然甘味料を使った自然の甘さがあるものを食べられるようにしていくといいですね!
・糖尿病のリスクが増加
私たちは普段からお米やパスタなど糖分が含まれている炭水化物を食事で摂ることが多いと思います。
糖分が分解されてブドウ糖として血液中に入り血糖値を上げます。
すると血糖値を下げようと膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
人工甘味料の場合は糖分がない為血糖値は上がりません。
しかし、人間の体は甘さを感じると血糖値が上がっていないのにインスリンを分泌させてしまうことがあります。
したがって体の中でアンバランスな動きが起きてしまい、糖代謝に悪影響が出てしまいます。
その結果、血糖値のコントロールが効きにくくなり糖尿病のリスクが増加してしまいます。
・舌の鈍感化が進む
人工甘味料のアスパルテームとアセスルファムKは砂糖の200倍程度の甘さがあり、スクラロースは砂糖の600倍程度の甘さがあります。
普段からこの人工甘味料の甘さに慣れてしまうと甘味に対しての感覚が鈍感になってしまいます。
その為、蜂蜜などの天然甘味料を使用したお菓子やケーキ類の甘さでは満足できなくなります。
また甘味だけではなく他の味覚も鈍感になってしまい日に日に味付けが濃くなってしまいます。
・多量摂取はかえって太る
人は甘みを感じる事でドーパミンというホルモンが分泌されます。
このドーパミンが分泌される事で幸福度を高めてくれます。
人間はこの幸福を求めて甘いものを食べたくなる時があります。
この幸福を求めて甘いものを食べても人工甘味料に慣れてしまってる舌では、甘さに満足できず過食に繋がる恐れがあるのです。
つまり人工甘味料摂取に慣れてしまうと、砂糖など天然の甘さには満足できずに更に甘い物を求めてしまう(摂取カロリーが増加する)ので気をつけたいですね。
今回は人工甘味料について解説しました。
人工甘味料は様々な食べ物や飲み物に含まれています。
何も気にしないで商品を買って毎日摂取してしまうと体に悪影響を与える可能性があります。
人工甘味料を摂取するメリットがありますが、その分デメリットも大きいので人工甘味料は上手く活用して生活をできるといいですね!
特にダイエットを始めたい方などはカロリーゼロやカロリーオフに依存しずぎないように上手に使って目標体重や目標の体型を手に入れて健康的な生活をしましょう!
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■参考文献
・人工甘味料と糖代謝-2000年以降の臨床研究から- 日本栄養食糧学会誌 第66巻 第2号 69~75 (2013年)
・調査報告 人工甘味料と糖代謝 金沢医科大学医学部衛生学 准教授 櫻井勝 2017年
■この記事の著者
私は、四年制大学にてリハビリについて学び、卒業後、理学療法士として約3年半つくば市内の病院で働きました。前職では、大学1部リーグに属している蹴球部のトレーナー活動やサッカー日本代表選手のリハビリを経験しました。また、幅広い年齢層の入院患者様も担当していたため、お客様の様々なご要望にお応えしていけるかと思います。前職の経験を活かし、対象筋を捉えたトレーニングや障害予防的なストレッチ、フォーム指導などにも対応させていただきます。怪我に悩むことなく、理想の身体を一緒に作りあげましょう!
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