THE PERSONAL GYM(ザ パーソナルジム)錦糸町店の荒張です!
本記事ではケトジェニックダイエットについての記事になります。
世の中には数多くのダイエット法が存在しています。中でも効果が高いといわれているのが「ケトジェニックダイエット」です。今回は、ダイエット効果が高いことで知られるケトジェニックダイエットの特徴、やり方、メリットやデメリットをご紹介します。これからケトジェニックダイエットに挑戦しようと考えている人は、ぜひとも参考にしてください。
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THE PERSONAL GYM(ザ パーソナル ジム)の特徴3選!
・初心者OK・正しいトレーニング方法をレクチャー・無理なく理想の身体を手にいれる
・ケトジェニックダイエットについてのメリット、デメリットが理解できます。
・ケトジェニックダイエットの向き、不向きが理解できます。
・ケトジェニックダイエットのやり方が理解できます。
ケトジェニックダイエットとは、本来エネルギー源として使われる糖質の摂取を限りなく抑え、脂質を使うことで産生される「ケトン体」をエネルギー源とするダイエット法です。
もともとは子供の癇癪(かんしゃく)を治療するために用いられていた食事法でしたが、ダイエットにも高い効果があることが分かりました。
ダイエット大国のアメリカで流行すると、日本でも「食べても痩せられるダイエット法」として大人気となったのです。
私達は通常、白米やパンなど炭水化物に含まれる糖質をエネルギーとして使用しています。糖質は効率の良いエネルギー源ですが、使われないと脂肪として蓄えられてしまうのです。
そのため、ダイエットを成功させるには糖質の摂取を抑えて、体脂肪を使う必要があります。
しかし、ダイエット中に糖質を摂ってしまうと、脂肪よりも先に糖質を使うためなかなか痩せることができません。
そこで注目されているのが「ケトジェニックダイエット」です。
炭水化物など糖質が含まれている食事を極力抑え、脂質をたくさん食べるのがケトジェニックダイエットの主なやり方です。
糖質を減らして脂質を多く摂ることで、体は糖質をエネルギー源として使うことを止めます。その代わりに、脂肪を燃やして産生された「ケトン体」をエネルギー源にします。
脂肪になりやすい糖質を絶ち、脂質をから作られるケトン体だけを使うことでどんどん痩せていくというわけです。
ケトジェニックダイエットは、高いダイエット効果があることは研究などでも証明されています。
しかし、すべての人に向いているダイエット法かというと、そうではありません。中にはケトジェニックダイエットが向かない人もいるのです。
ケトジェニックダイエットに向いているのは次のような人です。
主に糖質を摂りすぎている人が対象になります。加えて肉類を多く食べられるくらい胃腸が強く、ケーキやお菓子などを我慢できる人に向いているダイエット法です。
ケトジェニックダイエットは、糖質さえ摂らなければ脂質は多めに摂ることを推奨しています。肉類や魚類、野菜であれば多く食べても痩せられるという点が人気の理由です。
対して、以下のような人はケトジェニックダイエットには向いていません。
ケトジェニックダイエットをすると、体調を崩す人が少なからずいます。
特に心臓病を患っている人の場合、長期間のケトジェニックダイエットで悪玉コレステロールが増えることが研究でわかっているため大変危険です。
また、胃腸が弱い人は頻繁に便秘をすることになるでしょう。さらにケトジェニックダイエットを実践していると、口臭や体臭の悪化が見られます。
そして、甘いものを我慢できない人は、脂質と糖質を一緒に摂ってしまうためかえって太ってしまうのです。甘いものが我慢できない人は、脂質の摂取を抑える「ローファットダイエット」をオススメします。
ケトジェニックダイエットを行うことで、次のようなメリットが得られます。
以下で詳しく解説していきます。
ケトジェニックダイエットを始めて1週間ほどすると、体内にエネルギーとなる糖質がない「ケトーシス状態」になります。そのため、糖質から新たに脂肪を作られることがありません。さらに、すでに溜まっている体脂肪はエネルギー源として使われるため、短期間で体重が落ちていきます。
ケトジェニックダイエットを行うことで、メタボリックシンドロームや糖尿病など、糖質を過剰に摂取することで引き起こされる生活習慣病の予防や改善に繋がります。
糖質を摂ることで高血糖になり、動脈硬化の原因となります。
そして、心臓病、脳卒中、ガンといった生活習慣病を引き起こす原因にもなります。
食事を摂ったあとで急に眠気に襲われたり、無性にイライラするなど精神的に不安定になった経験はありませんか?
それは糖質を摂ったことで起こる「低血糖」が原因かもしれません。
食事や間食で大量の糖質を摂ると、血糖値が急上昇します。血糖値が上がったままでは様々な合併症を引き起こすなど危険な状態なので、血糖値を下げるために「インスリン」というホルモンが分泌されるのです。
インスリンは血糖値を下げるのですが、急激な低下は「低血糖」を引き起こします。血糖値が急激に下がると、次のような症状があらわれます。
ケトジェニックダイエットでは、糖質を摂る機会が極端に少ないため急激な糖の上昇はありません。そのため、高血糖が原因の症状を予防することに繋がるのです。
私自身もボディメイクコンテストに向けての減量後に大量の食事を摂ったような経験がありますが、昏睡や
ケトジェニックダイエットでは、炭水化物を食べることは制限しますが、肉類や魚類、野菜類は比較的自由に食べることができます。
1日に使う摂取カロリーを超えない範囲内であれば、脂質はいくら食べても問題ありません。お腹が空くことがないため空腹感に悩まされることは少ないんです。
ケトジェニックダイエットには多くのメリットがある反面、次のようなデメリットが有ることも覚えておきましょう。
以下で詳しく解説していきます。
ケトジェニックダイエットをする上で、一部の人が口臭・体臭の問題に悩まされています。
体内にエネルギー源となる糖質がなくなると「ケトーシス状態」になります。この段階になると、脂質を分解してケトン体を作り出し、エネルギー源とするため体重が落ちていきます。
ですが、同時にケトン体から「ケトン臭」と呼ばれるツーンとした酸っぱい臭いが、口臭や体臭として発せられるのです。
仕事などで他人と関わることが多い人は、ケトン臭はデメリットになってしまうでしょう。
ケトジェニックダイエット中は、脂質やタンパク質であれば1日に必要な摂取カロリー内で好きなように食べられます。
しかし、糖質の摂取は極力抑える必要があるため、食事の際に含まれている栄養素をチェックしなければいけません。
糖質がたっぷり含まれているお菓子やジュースはもちろん、糖質が多い野菜にも注意が必要です。そのため、食べられるものはある程度制限されてしまうのです。
ケトジェニックダイエットは、高脂質・低糖質の食事が基本となります。肉や魚がメインとなるため、他の栄養素を摂ることが疎かになりがちです。
肉など脂質を中心に食べるケトジェニックダイエットは、他のダイエットに比べると実施しやすいですし、空腹にもなりづらいでしょう。
ですが、意識して野菜などを食べてビタミンやミネラルを補給しなければ、栄養が偏ってしまいます。
栄養が不足した結果、健康な体を維持することが困難になることも考えられます。いくらダイエットに成功して体重が減ったとしても、健康を失っては本末転倒です。
ケトジェニックダイエットを始めた多くの人が、便秘を経験しています。その理由は、炭水化物を極端に減らしていることが原因です。
野菜や白米・パンなどの炭水化物には食物繊維が含まれています。食物繊維は胃や腸で消化・吸収されることはありませんが、腸の運動を活発にして排便を促す効果があるため、健康を保つ上で欠かすことのできない栄養素のひとつです。
ケトジェニックダイエットで炭水化物を制限することで、自然と食物繊維の摂取量も減ってしまいます。その結果、腸内環境が悪化し、便秘になりやすくなるのです。
ケトジェニックダイエットは肉類などの脂質を多く食べればいいので、一見すると簡単に思えるはずです。
しかし、良質な脂質を選んで摂取しなければならないため、お金がかかってしまうのです。
炭水化物を中心とした食事であれば、極端な例になりますが白米とおかずがあればお腹はいっぱいになります。食事にかかるお金もそこまで高額ではありません。
対して低糖質を中心とした食材を購入するとなると、値段も高めになってしまうのです。糖質が含まれている商品と比べると、値段が高めなはずです。
ケトジェニックダイエット向けの食材を探すのは苦労しますし、お金もかかることは覚えておきましょう。
ケトジェニックダイエットは、脂質を高めに設定したPFCバランスで食事する必要があります。
PFCバランスとは、1食に含まれる三大栄養素「Protein(タンパク質)」「Fat(脂質)」「Carbohydrate(炭水化物)」を、どの比率で食べるのが理想かを表したものになります。
PFCバランスの概要は以下でも紹介しますが、より詳しい内容はこちらを参考にしてください!
例えば厚生労働省が定める、健康を維持するために必要なPFCバランスは次のようになります。
バランスを設定する際は、目標とするカロリーを基準にPFCを割り当てていきます。
例えば1日に2000kcal必要な人がPFCバランスを意識して食事をすると、
タンパク質を15%摂る場合(タンパク質は1gで4kcal)
2000kcal×0.15=300kcal
300kcal÷4kcal=75g
脂質を25%摂る場合(脂質は1gで9kcal)
2000×0.25=500kcal
500kcal÷9kcal=55g
炭水化物を60%摂る場合(炭水化物は1gで4kcal)
2000kcal×0.6=1200kcal
1200kcal÷4kcal=300g
となります。
上記のPFCバランスに合わせた食事をすることで、健康を保つことができるということになります。
対してケトジェニックダイエットの場合、1食のPFCバランスは以下のようになります。
これからも分かる通り、炭水化物を極端に制限し、脂質を多く摂るのがケトジェニックダイエットのやり方になります。
ケトジェニックダイエットのPFCバランスを守りつつ、糖質とカロリーをオーバーしなければ基本的に何を食べても構いません。
ただし、調味料に含まれる糖質にまで気を配る必要があります。
ケトジェニックダイエットにおすすめの具体的な食品に関してはこちらの記事を参考にしてください!
ケトジェニックダイエットを始めて体内の糖質がなくなる「ケトーシス状態」になるまで、長ければ1週間ほどかかります。
そこからまずは1週間ずつ様子を見ながら1ヶ月ほど続けてみるといいでしょう。もしその時点で自分に合わないと思ったら、体調を崩す前に切り上げることをオススメします。
ケトジェニックダイエットは長期間続けると、悪玉コレステロールが増えるともいわれています。順調に体重が減るようであれば、2~3ヶ月を目安に実施するといいでしょう。
長期間のケトジェニックダイエットは心身ともに辛いだけです。好きなものも食べられない生活を、1年以上も続けたいと思う人はいないはずです。
ケトジェニックダイエットを行う際は、以下の点に注意してください。
ケトジェニックダイエットを始めて1~2週間すると、頭痛や吐き気に襲われる人もいるはずです。インフルエンザに似た症状が見られることから、「ケト・インフルエンザ(ケトフル)」とも呼ばれています。
エネルギー源を糖質からケトン体に変える際に起こる症状で、長くても1ヶ月ほどすると大半は落ち着きをみせます。
ケトフルが長引くようであれば、少しだけ糖質の摂取量を増やし、そこから徐々に減らすといった手法を使うといいでしょう。どうしても辛かったり、体調を崩しそうであればムリは禁物です。あなたに合った別のダイエット法を試すことをオススメします。
ケトジェニックダイエットは、糖質を極力抑えることがポイントとなります。早ければ1ヶ月ころには変化が現れます。
ですが、なかなか結果が出ない場合は食事のPFCバランスを見直してみましょう。もしかしたら、糖質を多めに摂っている可能性があります。
ケトジェニックダイエットは効果が出やすい反面、長く続けるのが難しいダイエット法です。目標体重にある程度近づいたら2~3ヶ月を目安に一度切り上げて様子を見ましょう。
また、自分に合わないと感じたらムリをせず、別のダイエット法を試してみることもオススメします。
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■この記事の著者
私は、四年制大学にてリハビリについて学び、卒業後、理学療法士として約3年半つくば市内の病院で働きました。前職では、大学1部リーグに属している蹴球部のトレーナー活動やサッカー日本代表選手のリハビリを経験しました。また、幅広い年齢層の入院患者様も担当していたため、お客様の様々なご要望にお応えしていけるかと思います。前職の経験を活かし、対象筋を捉えたトレーニングや障害予防的なストレッチ、フォーム指導などにも対応させていただきます。怪我に悩むことなく、理想の身体を一緒に作りあげましょう!
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