高校まで野球、大学はラグビー部でした。引退後も筋肉量はそれなりに残っていたんですが、競技をやめてから脂肪だけがじわじわと増えていって。筋肉の上に脂肪が乗っている状態というか、「なんか大きいけど締まってない」という体型がずっと続いていました。
自分でも食事を気にしたり、有酸素を増やしたりしていたんですが、体脂肪がなかなか落ちなくて。「もともとこういう体質なんだろうな」と半分諦めていました。
そんな中、せっかく筋肉量があるなら本気でボディメイクしてみたいと思い始めて。それならコンテストという明確な目標を持ってやろうと決めて、パーソナルを探し始めました。
体験に行って最初に話したのが、「コンテストに出たい」という目標のことです。
競技系の経験があって筋肉量は多いけど体脂肪も多い、という自分の身体の特性を伝えると、「そのベースがあるなら十分戦えます」と言ってもらえて。漠然と不安だったものが、少し具体的な希望に変わった感覚がありました。
取り組んでみて一番変わったのは、食事に対する考え方です。
これまで「食べる量を減らせば脂肪が落ちる」と思っていたんですが、筋肉量が多い身体はそう単純じゃなくて。タンパク質の量、食べるタイミング、炭水化物の調整など、思っていたよりずっと細かいところを見ていく必要があることを初めてちゃんと理解しました。
自己流で有酸素ばかり増やしていた頃とは、身体の変化のスピードがまるで違いました。
トレーニングは、競技経験があるぶん基礎的な動きはできていたんですが、「コンテスト向けに魅せる身体をつくる」となると、また別の話で。
どの部位をどう発達させるか、どこを絞ってどこを残すか。そういった細かい判断を毎回一緒に考えてもらえたのが、自己流との一番大きな違いでした。
ラグビーで鍛えた身体のベースは、ちゃんと武器になりました。
コンテスト当日、ステージに立ったときの感覚は今でも覚えています。
ずっと「脂肪が落ちない身体」だと思っていたのに、ちゃんと仕上がった状態で舞台に立てたことが、素直に嬉しかったです。
競技を引退してから、身体と真剣に向き合ったのは久しぶりでした。スポーツで培ったベースは、ボディメイクでもちゃんと活きる。ただ、それを引き出してもらえる環境が必要だったんだと実感しています。