皆さんこんにちは!
突然ですが、皆さんは、
👉 「筋トレって、いつから始まったんだろう?」
と考えたことはありますか?
現在では、パーソナルジムや24時間ジム、フィットネスクラブなど、筋トレをする場所が当たり前のように存在しています。
ダンベルやバーベル、マシンを使って、
・筋肉を大きくする
・筋力を高める
・体脂肪を減らす
・スポーツのパフォーマンスを高める
・健康を維持する
など、さまざまな目的で筋トレが行われています。
しかし、今のような「筋トレ」が最初から存在していたわけではありません。
実は、人間が重いものを持ち上げたり、身体に負荷をかけて強くなろうとする文化には、非常に長い歴史があります。
今回は、筋トレ・レジスタンストレーニングの歴史について、歴史研究や医学・スポーツ科学の文献をもとに、
👉 「筋トレはどのように現在の形になったのか?」
をパーソナルトレーナー目線で解説します!

まず知っておきたいのは、
👉 筋トレは現代に生まれたものではない
ということです。
筋力や身体能力を高めるための活動は、古代からさまざまな文化で行われていました。
狩猟採集社会では、重いものを運ぶ、走る、登る、投げるなど、生活そのものが身体活動でした。
その後、軍事訓練や競技スポーツなどが発達すると、
「より強くなるために身体を鍛える」
という考え方がより明確になっていきます。
筋力・身体能力を高めるための活動は古代ギリシャだけでなく、中国などにも存在していたことが歴史研究から確認されています。
つまり、
「筋トレ=現代のジムで行うもの」
と考えるのではなく、
「身体に負荷を与えて身体能力を高める文化の延長線上に、現代の筋トレがある」
と考えると分かりやすいでしょう。
筋トレの歴史を語るうえで、よく登場するのが古代ギリシャです。
古代ギリシャでは、スポーツや身体鍛錬が重要視されていました。
特にオリンピック競技などの競技者にとって、身体を鍛えることは競技力を高めるために重要な要素でした。
当時使われていた道具の一つに、

👉 ハルテレス(Halteres)
があります。
ハルテレスは、古代ギリシャで使用されていた重量物で、現代のダンベルの原型の一つとして紹介されることがあります。
歴史研究者Jan Toddの論文では、古代ギリシャでハルテレスなどの器具が使用されていたことや、その後のダンベル・バーベルなどの器具の発展について詳しく論じられています。
つまり、
「重りを持って身体を鍛える」
という発想自体は、現代の発明ではありません。
筋トレの歴史を調べると、必ずといっていいほど登場するのが、
👉 ミロ・オブ・クロトン
という古代ギリシャのレスリング選手です。
有名なのが、
「生まれたばかりの仔牛を毎日持ち上げ、牛が成長するにつれて徐々に重くなる負荷を扱えるようになった」
という逸話です。
これは現在の「漸進性過負荷(Progressive Overload)」の考え方と非常に似ています。
つまり、
「最初は軽い負荷」
↓
「身体が慣れる」
↓
「少し重い負荷」
↓
「さらに重い負荷」
という考え方です。
👉 ミロの仔牛の話は、歴史的な逸話として有名ですが、現代の研究で検証されたトレーニング実験ではありません。
そのため、
「古代ギリシャですでに現代の漸進性過負荷が科学的に確立していた」
と断定するのは適切ではありません。
一方で、古代から「負荷を増やして身体能力を高める」という考え方が語られてきたことを示す代表的な逸話ではあります。
古代から長い時間が流れ、19世紀になると筋トレの歴史に大きな変化が起こります。
この時代に広がったのが、
👉 Physical Culture(フィジカル・カルチャー)
と呼ばれる身体文化です。

健康、身体能力、筋力、身体の見た目などを目的として、運動や身体鍛錬を行う文化が広がっていきました。
ダンベルやバーベル、インディアンクラブなどの器具も発達していきます。
歴史研究では、現在のウェイトトレーニングにつながる器具の発展を19世紀以前から追うことができ、現代の筋トレが19世紀に突然誕生したわけではないことが示されています。
19世紀末から20世紀初頭にかけて、筋トレの歴史に大きな影響を与えた人物がいます。
それが、

👉 ユージン・サンドウ(Eugen Sandow)
です。
サンドウは、強さを見せる「ストロングマン」として活躍しただけではありません。
身体の筋肉やプロポーションを見せることで、
「鍛えられた身体そのものを魅せる」
という文化を広めた人物として知られています。
1890年代にはアメリカでも活動し、身体文化を広めるとともに、トレーニング器具や出版物などを通じてビジネスとしてもフィットネスを展開しました。
現在のボディビルやフィットネス産業を考えると、
「筋力を高める」
だけではなく、
「身体を美しく作る」
という価値観が広まったことは非常に大きな変化だったと言えるでしょう。
ここも重要なポイントです。
サンドウの時代には、現在のようなスポーツ科学や筋肥大のメカニズムに関する研究はありませんでした。
現在では、
・筋力
・筋肥大
・筋持久力
・パワー
・トレーニング量
・強度
・休養
などを分けて考えます。
一方、当時は現在ほど科学的に整理されたトレーニング理論が存在していたわけではありません。
さらに、サンドウの身体文化には当時の社会的・思想的背景も存在します。
近年の歴史研究では、サンドウの活動が当時の優生学や「理想的な身体」をめぐる社会的思想とも結びついていたことが指摘されています。
そのため、
👉 「昔の筋トレ=今より優れていた」
と単純に考えるのではなく、
「当時の身体文化が現在のフィットネス産業にどのようにつながったのか」
という視点で見ることが重要です。

筋トレの歴史における大きな転換点の一つが、
👉 20世紀に入ってからの科学的研究の発展
です。
特に重要なのが、
「どのくらいの負荷を、どのように与えれば、筋力や筋機能が改善するのか?」
という研究です。
ここから筋トレは、
「とにかく重いものを持つ」
という経験則だけではなく、
負荷・回数・セット数・頻度・休養
などを考えるトレーニングへと発展していきます。
現代のレジスタンストレーニングの歴史を語るうえで、特に重要なのが、
👉 Thomas L. DeLorme
です。
DeLormeは1945年に、
「Restoration of Muscle Power by Heavy-Resistance Exercises」
という論文を発表しました。
この研究は、負傷などによって筋力が低下した人のリハビリテーションに、重量を用いた段階的な抵抗運動を取り入れるものでした。
ここで重要なのは、
「筋肉を強くするために、適切な負荷を段階的に増やしていく」
という考え方です。
現在のトレーニングでも、
👉 漸進性過負荷
は非常に重要な基本原則の一つです。
もちろん、1945年のDeLormeの方法と現代のトレーニング理論が完全に同じというわけではありません。
しかし、現代のレジスタンストレーニングにつながる重要な歴史的ステップだったことは間違いありません。
昔の筋トレというと、
「とにかく重いものを持つ」
「限界まで追い込む」
というイメージを持つ方もいるかもしれません。
しかし、現在のスポーツ科学では、トレーニングをより細かく考えます。
例えば、
・目的
・運動種目
・負荷
・回数
・セット数
・可動域
・トレーニング頻度
・休養
・個人のトレーニング経験
などです。
2009年のACSMポジションスタンドでも、健康な成人のレジスタンストレーニングについて、目的やトレーニング経験に応じて負荷・回数・頻度などを調整することが推奨されています。
つまり、
👉 「きつければきついほど良い」
ではありません。
「何のためにトレーニングするのか?」
を考えたうえで、適切な刺激を与えることが重要です。
ここからは、現在の筋トレ科学について見ていきましょう。
2026年に発表されたACSMの最新ポジションスタンドでは、
137件のシステマティックレビュー、3万人を超える参加者
を含む研究がまとめられています。
その結果、レジスタンストレーニングは、
・筋力
・筋肥大
・パワー
・筋持久力
・歩行速度
・バランス
・身体機能
など、さまざまな身体機能の改善に有効であることが示されています。
これは非常に興味深いポイントです。
昔は、
「筋トレ=筋肉を大きくするため」
というイメージが強かったかもしれません。
しかし現在では、
👉 筋トレは筋肉だけではなく、身体機能全体を支える運動
として考えられています。
これもよくある疑問です。
実は、
👉 目的によって適切な負荷は変わります。
2026年のACSMポジションスタンドでは、筋力向上については比較的高い負荷を用いることが有効である一方、筋肥大についてはトレーニング量など複数の要素が関係すると整理されています。
また、パワーを高める場合には、筋力トレーニングとは異なる負荷・速度の考え方が必要になります。
つまり、
筋力を高めたい人
と
筋肉を大きくしたい人
と
スポーツのパフォーマンスを高めたい人
では、必ずしも同じトレーニングをする必要はありません。
筋トレはボディメイクだけのものではありません。
世界保健機関(WHO)は、成人に対して、
👉 主要な筋群を使った筋力強化活動を週2日以上
行うことを推奨しています。
さらに成人の場合、週150~300分の中強度有酸素運動、または75~150分の高強度有酸素運動なども推奨されています。
つまり現在では、
「筋トレ=一部のアスリートやボディビルダーだけがするもの」
ではありません。
健康づくりのための運動として、筋力トレーニングが位置づけられているのです。
ここまで筋トレの歴史を振り返ってきました。
大まかに整理すると、
身体能力を高めるための鍛錬
↓
Physical Cultureの発展
↓
サンドウなどによる身体美・フィットネス文化の普及
↓
レジスタンストレーニングの科学化
↓
研究結果をもとに目的別にトレーニングを設計
という流れになります。
つまり、現在の筋トレは、
👉 何千年にもわたる身体鍛錬の歴史と、20世紀以降に発展した科学研究が組み合わさったもの
と考えることができます。
昔と現在の筋トレの大きな違いは、
👉 「経験」から「科学的検証」へと進化したこと
ではないでしょうか。
もちろん、昔の人たちにも優れたトレーニング方法はありました。
しかし現在では、
「本当に効果があるのか?」
「どのくらい行えばいいのか?」
「どのような人に適しているのか?」
を研究によって検証できます。
2026年のACSMのレビューでも、トレーニング方法のすべての要素が同じように結果へ影響するわけではなく、目的によって重要になる変数が異なることが示されています。
だからこそ、
👉 「昔からこうだったから正しい」
ではなく、
👉 「現在の研究ではどう考えられているのか?」
という視点が重要です。
私たちTHE PERSONAL GYMでは、
「とにかく追い込むこと」
を筋トレの目的だとは考えていません。
大切なのは、
・現在の身体の状態
・トレーニング経験
・目標
・生活習慣
・食事
・睡眠
・疲労度
などを考えながら、適切なトレーニングを継続することです。
筋トレの歴史を振り返ってみても、
「重いものを持つ」
という行為そのものは昔から存在していました。
しかし、現代ではそこに科学的な知見が加わっています。
だからこそ、
👉 「自分に必要なトレーニングは何なのか?」
を考えることが大切です。
筋トレの歴史は、現代のジムから始まったわけではありません。
古代から人々は、
・重いものを持つ
・走る
・投げる
・運ぶ
・身体を鍛える
といった活動を行ってきました。
古代ギリシャでは身体鍛錬や重量器具が利用され、19世紀にはPhysical Cultureが発展。
そしてサンドウのような人物によって、筋力だけではなく「鍛えられた身体を魅せる」という文化も広がっていきました。
さらに20世紀になると、DeLormeらによる研究などをきっかけに、レジスタンストレーニングは徐々に科学的な体系へと発展していきます。
そして現在では、2026年のACSMの最新レビューのように、大量の研究結果を統合して、
「どのようなトレーニングが、どのような目的に適しているのか」
を検討できる時代になりました。
筋トレは、
👉 「根性で追い込むもの」
から、
👉 「目的に合わせて科学的に設計するもの」
へと進化してきたのです。
THE PERSONAL GYM上野入谷店でも、こうした科学的な知見を大切にしながら、一人ひとりの目的や身体の状態に合わせたトレーニングをご提案しています。
「筋トレを始めたいけれど、何から始めればいいか分からない」
「自己流でトレーニングしているけれど、正しくできているか不安」
「効率よく身体を変えていきたい」
という方は、ぜひ一度パーソナルトレーニングを体験してみてください💪
THE PERSONAL GYM 上野入谷店では、現在無料体験トレーニングを受付中です。
そんな方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
THE PERSONAL GYM 上野入谷店
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